半農陽さんの畑通信

飽きずに食べ続けられるか、新タマネギの山。

大豆を蒔くタイミングというのは、一年のうちでも10日ほどしかないらしい。品種により時期は多少前後するが、奈良県桜井市のこのあたりでは概ね6月20日から30日くらい。「味噌にするんだったら大粒の種がええよ。奥村種苗園で相談するといいわ」畑のお隣のおばちゃんのアドバイスに従い奥村種苗園に何度電話したことだろう。

(左)鶴の子大豆1リットル2,100円也。(右)自作の4cm穴あけ治具

「植え付けの面積を測ってみ」「35坪やったら1リッターでちょっと余るくらいやね、鳥に食われたりするから余った分予備にポットにでも植えといたらええわ。そのくらいになるように、間をあけ気味のほうがええねんよ」そのあげく「農協も味噌の豆を扱ってるし味噌作りの指導もしてもらえるから、ウチの豆買わんでもかまへんからね」。

もちろん奥村種苗園で買いましたとも。おいしい極上の大豆!みそ豆や煮豆で母の味「鶴の子大豆」、キャッチフレーズ通りふっくら大粒です。「植えるのは6月25日やからね」と念を押して店の奥さんが渡してくれはりました。何で6月25日なのか不思議!。奥さんによると「その謎解きは今後の大豆育ての中でおいおい分かってくるかも」だとさ。

そもそも自家産大豆で2年物の味噌を作りたい、と今年から自分用の畑を借りたのも、蒔く深さが4cm程度になる穴あけゲージを作ったのも今日のこの日のためなんだよなー。と改めて思いました。

(左)大豆畑は約35坪。(右)一穴3粒蒔き

さて、今年のその日を経験しました。畑のご近所さんみんながいいます。「次こそはの百姓やで」と。今回生まれて初めての大豆蒔きでも「次こそは」の経験がいくつか生まれました。その一つが畝の間隔と株の間隔。ブログ等で皆さんの経験を調べてみた結果畝幅は70cmで9畝取り株間隔27cmに3粒ずつ蒔くことにしました。ところが7畝半で種が尽きてしまったのです。

畝幅8Ocm、株間隔30cmで予備が少し残るくらいになるなー。これ来年への申し送りです。もっとも畝幅、株間隔、二粒植え、三粒植えで収穫がどう変わるか。そういうことも検証していくことになるので、まめ蒔き一つでも自分流を探り当てるのに何年もかかってやっとこさなのでしょうね。

(左)権兵衛が種蒔きよるのう。(右)ご加護を!三輪山ときらきらテープ

あと、もう一つの経験は、カラスやハトの鳥対策。一週間くらいで芽を出した頃からが大変だそうで、さっそくご近所さんから「種蒔いてるとき誰か見に来てへんかった?」「そういや カラスが電柱の上からみてたかも」「蒔いてる尻から食べられへんかっただけましやで」と脅かされています。心して対策していかねば。

今のところ、種を蒔いた上にきらきらテープを渡しているだけ。ネット上では
効果があったか、少しの悪戯で済んだという報告が散見されます。地元では「双葉が出切るまでは、わら等で堤防を作り、寒冷紗を被せておいたほうがいいよ、土の乾きも防げるし一石二鳥」とアドバイスをもらっています。

さてさてこの秋までの豆育て体験、この先どんなことになるか、未知の経験ばかりなのでワクワクものなのです。(陽)

-2009・6・27-

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