ライトアップイベントが終わった翌日、「話の続きをしたいので今から家に行っていい?」とK君から電話があり、バイクをとばしてさっそくやってきました。昔からそういう熱いヤツだったのです。前回少しふれた、撮りだめしている写真データをもってきて、見せてくれました。「最近思うねんけど、日本の写真家は明暗で勝負しよるけど、欧米の写真家は色の対比やねん。具象の中にアブストラクトが潜んでおる。それや思うてな」
作風の秘密を勿体付けずに、赤裸々に語るK君。なるほど、以前の彼の写真はモノクロのイメージだったが、今は巫女さんの袴の赤がふわ~っと広がるアングルに、木の葉の緑のボケ味をかましたりしていて、トライしているのを確かに感じます。なかなかええやん、ええやん。相棒のひろと二人仕事場のパソコンで、旧知のK君のこんな作品を見ているのが不思議な感じがしました。
どんながギャラリーを開きたいかというと、奥さんと一緒にギャラリー&カフェをイメージしているそうです。ギャラリーは自分の作品ももちろん飾るが、そんな写真を撮るためのカメラ選びから写真の仕上げ方、飾り方までトータルにコーチしてあげられる、デジカメ時代の町の写真屋さんカフェといったところみたい。
「オレも今年還暦やけど、親父も70歳で亡くなっているし、あと10年好きなことをやってやろうやと思うてるねん。」「物件探しにあんまり時間はかけてられん。」と、ちょっぴり焦り気味。ま、われわれが今の物件探すのに3年かかったけど、彼にはわれわれと比べ物にならない太いパイプある、大丈夫ちがうかー、がこの日の結論。
子供もひとり立ちし、まだいろいろ楽しめる年代、身の丈にあったことで精一杯世の中の役に立ちたい…。こんなに格好ええやつやったかいな、と見直しました。ボクの方がK君より5歳年上やし、第二の人生早く確立せんことにはもう後がないのはこちらの方だったりします。でも、旧友夫妻が三輪に移住してくれるかもと思うとこちらまでワクワクしてきます。
陽&ひろもサイト上の三輪グッズのお店だけでなく、情報発信できる実店舗を目指す気持ちにも改めて火がつきました。ボクも広告文を書くコピーライターからコピー屋さんの部分を外して、奈良を愛する身の丈にあった営みを中心に据え、あきずに、ぶれずに、毎日書くことで発信し続けるライターに脱皮したいなと願っています。(陽)





