60歳、もしくは65歳で定年を迎えると、定年前の名刺はもう使えません。第一、仕事の名刺じゃない放課後の名刺で名刺交換できるほどでなくっちゃ、せっかくの定年後がもったいないよね!というわけで、愉快な定年後企画第一弾は、仕事を離れた放課後のような時間を大切にする「放課後の名刺」を考えてみることにしました。
最近、実生活では桜井の地元で鎮守の森を歩く会の世話役とか、三輪駅前の町おこしのとりくみなど、放課後のクラブ活動のようなボランティアの用事が増えています。名刺交換する機会も多いのですが、考えてみるとコピーライターの名刺のままでした。自分で決めた65歳の定年です、天下晴れて自己紹介をできる新しい名詞を作りたい気持ちがうずうずしています。
問題は肩書きです。コピーライターのくせして、コピーライター卒業後の肩書きが難しいのです。別に肩書きなんか要らんちゃ要らんのですが、この人は何者なのか一目でわかるためには名前と住所・電話・メールアドレスだけじゃ無理。どうせなら話しのきっかけになるような肩書きなり、添え書きがあるほうが親切だと思えます。
この熟年の想いシリーズでご紹介した四国八十八ヵ所霊場会公認先達の山下さんのこの4年間の名刺の肩書きは、「奈良県立大学地域創造学部○回生 山下正樹」で通されていました。○のところが一~四に繰り上がっただけ。ここに軸足を置いていますというのがわかるシンプルな名刺を使って、一期一会を大切に卒業後の環境を一つ一つ整えて行っておられるのがよくわかりました。
せっかく自分から求めた65歳定年ですから、この春からは当「YHO&HIROのあきない毎日」という奈良の田舎大好きサイトの運営に軸足を置きたいと思っています。半自給自足を目指す畑の野良仕事のなかで、街道沿いの産直売店のような素朴なお店をネットでも実店舗でも立ち上げていくのが、今いちばんわくわくしている夢だったりもします。
切干大根や、干し芋、大豆、小豆の応用商品などは、自分たちのこれからのスローライフにとって必需品。自分ち用には楽しみながら手作りをしたいけど、もっと上手な生産者の方もご近所にたくさん。またそれを求めるお客様もいっぱいいらっしゃるに違いない。そういう生産者やお客様とのコミュニケーションを楽しみながら、生産者と消費者の縁結びをするのもあきない毎日サイト一つのあり方かなと思っています。
人様の商品を宣伝するコピーライター卒業後は、初めての自前の商品を赤ん坊から時代からていねいに育てて行くというのが目下のイメージ。そんなこれからの一期一会の縁結びを担ってくれる楽しい名刺。さてどんな肩書きが思い浮かびますやら、考察は次回に続きます。(陽)





