ゆったりと流れるまほろば路で私らしく開店中 個性派オーナー・インタビュー

ほっこりとランチできる、ふるさとの食「奥明日香さらら」。奥明日香に人を呼ぶ民家レストランの仕掛け人坂本博子さん。

陽&ひろはかつて明日香村棚田オーナー制度に参加していて、奥明日香活性化のために立ち上がったパワフルな女性グループ「さらら」の存在は知っていました。そのさららが、広い敷地をもつ空家を買い取り民家レストランを立ち上げちゃった!これは元棚田ーオーナー的には気になるニュースです。リーダーであり、今は経営者でもある坂本博子さんは快くインタビューに応じてくださいました。

さらら1 女性グループの起業に男性陣の理解はえられましたか?

弓手(ひろ) 棚田オーナーをしていましたので、奥明日香活性化女性グループとして結成されたころからさららを知っています。2005年のオーナー制度10周年式典ではさらら弁当をいただきました。そのグループがあれよあれよのうちにレストランを経営するようになっちゃった。なんでそんなことができたんだろうって、とても興味があります。
坂本 平成14年に「神奈備の郷活性化推進委員会」が結成され、「特産品研究開発部会」という女性グループの活動が始まりました。そのときからの合言葉が「奥明日香に人を呼ぼう!」でしたから、大変な思いをして立ち上げたレストラン経営も、あくまでその手段の一つを手に入れたというところなんです。
弓手(ひろ) すでにここを根城としてさらら塾や古道探索など、いろいろな面白いことを始めていらっしゃいます。これまでにいくつかの段階を踏んでいらっしゃいますよね。まずそのことから伺ってみたいのですが。
坂本

生芋こんにゃくなど農山村に伝わる素朴な加工品作りに始まり、それらを使ったさらら弁当の販売が次の段階。さらに稲渕にある宇須多伎比売命神社の社務所で年数回のお食事会を企画し、伝統を受け継いだ手料理を「さらら膳」として提供していました。これがとても評判がよかったということが背中を押してくれたと思います。

で、奥明日香に人を呼ぶのに同じことなら、借り物ではない自分たちの拠点を作りたいねという夢が生まれたんです。お客さんに時間を気にせずゆっくりしてもらい、おしゃべりを楽しんでいただきながら、田舎の自然や、食の豊かさを発信していく、そんな場所を作りたいなあって。

5年前、陽&ひろとさららとの初めて出会いでした「さらら弁当」さらら膳。さらら弁当を食べた時の感激の味はもちろんそのまま。
弓手(陽) そこから普通村おこしでは考えられないくらい大きな買い物(家・屋敷)をしての民家レストランの起業ですよね。坂本さんのすばやい決断もあってのことと思いますが、どんな風に話が運んだのでしょう。
坂本 栢森にたまたまこの物件があって、賃貸は火災等の心配があるため買取りなら譲ってもらえるという話になりました。皆で出資し合い運営するという案もありましたが、登記のことなど後々のことを考えると、ものすごい決断のいることでしたが私が皆から出資分のお金を借りることにして、私が主になって買い取り経営するのが一番ややこしくない!そういう結論になったのです。
弓手(ひろ) やっぱりすごいわ!男の人でも簡単ではない決断と行動力で奥明日香に人を呼ぶ事業の経営者になられたわけですね。男の人たちからの反響はどうでしたか。やりにくいとかはなかったですか。
坂本 私が主になることで男性陣は静観ってところだったのではないでしょうか。田舎の男性は一般的にはまあ封建的ですよね。私の家の場合もそうだったんですが、障がいをもつ子どもの子育てを共にしてきた中で夫とはびっくりするくらい何でもフランクに話し合えるようになっていました。一番身近に理解者がいてくれたのは大きかったと思っています。
弓手(ひろ) そうなんですよね。坂本さんのエネルギーの源泉に障がいを持つK太くん(息子さん)の存在があるってこと、聞いていましたが、今日は少し詳しく伺ってもいいですか。
坂本 いいですよ、どうぞ。
(つづく)
店の入口には坂本さん手作りの暖簾が。 さおり織ができるのもK太クンのおかげ!

ふるさとの食・奥明日香 さらら
さらら膳 2,000円(デザート付)には四季折々の懐かしい風景と自然の恵みを
心ゆくまで味わっていただきたいとの願いが込められています。
季節の食材により替わるメニューは「Diary(さらら日記)」で案内しています。
喫茶メニューは、 珈琲 、 紅茶、 手作りジュースの他 手作りケーキなど

所在地:奈良県高市郡明日香村栢森137
さらら膳は電話で要予約(留守番電話でもOK)
電話:0744-54-5005
営業日・アクセス等詳細はホームページで

-2009・12・4-
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