ゆったりと流れるまほろば路で私らしく開店中 個性派オーナー・インタビュー

若いご夫婦河向(かわむかい)直樹さん、絹子さんが創り出す、旬菜とスイーツ。花もりの木漏れ日の庭では、ホンモノの季節との出会いが舌にも目にも心地いいのです。

いつもコーヒーに使うご神水を戴きに行くのが桜井市の大神神社の奥手にある「狭井神社」。そこから山の辺の道沿いに少し北へ行くと、喫茶とお食事の店「花もり」があります。緑に包まれた庭のテーブル席がとてもリラックスできるお店、そして〝ときどき無性に行きたくなるお店〟なんです。今回若いオーナー夫妻にじかにお話を聞くことができ、その理由が見えてきました。

花もり2 夫婦二人24時間一緒にいて喧嘩にはならないですか。

弓手(陽) お料理って、面倒くさく思う人にはとても面倒です。
逆に直樹さんのように、
とくべつ面倒くさいことでも飽きずに毎日やり続けられる人もいる。
お料理に開眼したのはどんなきっかけでしたか。
花もり(店主) 家が奈良県黒滝村だったので、みんな高校からは下宿するんです。
ボクも高校に上がると橿原市で兄と一緒に下宿しました。
で、二人分のお弁当作りをしたのがきっかけですね。
全然面倒じゃなく、楽しかった。
弓手(ひろ) ひぇー。私も下宿したけど一人分の弁当もよう作らなかったなあ。
ブログで、気の遠くなるような手間のかかる南高梅の梅蜜煮を
ご夫婦で作っておられるプロセスを拝見しました。
食べれば一口のものに、 どうしてあれだけ手間がかけられるのか、
一度聞いてみたいと思っていたんです。
花もり(嫁) 下ごしらえは下ごしらえで、プロセスごとに小さな達成感があります。
その積み重ねですね。
花もり(店主) 夫婦お互いに熱中できる得手の分野を分担しながら
共同作業をしているから、生産性は高いんです。
で、結果として、お客様にとってはそのひと手間をかけるかかけないで
大違いということがある。
それが分かっていて手抜きはできないですしね。
針うちしておくと、アクがでやすく破裂しにくく味がしみやすい。手間ひまかけて、奈良産南高梅のシャーベットの出来上がり。なめらかで甘酸っぱい食感が最高!
弓手(ひろ) ご夫婦いつも一緒で、季節ごとに新しいメニューを創るとなると喧嘩になることはないですか。
花もり(店主) そりゃ喧嘩もしますよ。
仲良く喧嘩ですけどね。
それぞれの受け持ちの部分を考え、相手のゴーサインが出ないと次に進めませんから。
ま、24時間以上一緒にいる、中身の濃い夫婦と笑ってるんです。
弓手(陽) 絹子さんの受け持ちというのはどんな部分になりますか。
花もり(嫁) 飾りものつくりとか、木の葉を加工して使ったアレンジなどですね。
お料理のの演出は一緒に考える場合が多いですけど。
弓手(陽) お料理のメニューも、季節ごとの飽きさせないコンテンツづくりなんですね。
そこにまた来たいと思わせるひと手間が加わっている。
ボクたちもときどきむしょうに来たくなる理由が分かった気がします。

(つづく)

お野菜の飾り加工とモミジのあしらいカウンター席アッと驚く季節のメニューがこの中で。

山の辺の道 花もり
河向(かわむかい)直樹さん、絹子さんご夫婦が営む喫茶・お食事の店。
平成17年結婚と同時に開業。
メニューは
ドリンク:珈琲・紅茶・ゆず茶他450円
料理:季節弁当2,000円、野菜膳1,050円、そうめん・そば(天ぷら付)800円
デザート:奈良産南高梅のシャーベット500円、濃茶わらび600円他
日本の季節の旬を味わうならここと、山の辺の道散策ウオーカーの人気は高い。

所在地:〒633-0073 奈良県桜井市大字茅原222-4
アクセス:JR桜井線三輪駅 徒歩15分 
TEL/FAX:0744-46-4260
営業時間:10:00~17:30(L.O.17:00) 
定休日:月曜日

-2009・8・25-
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