元コピーライター陽さんの言の葉風景

「元コピーライター」陽さんって?
寅さんのふるさとのことを書いたのを機会に、
広告の文章書き・コピーライターという服をぼちぼち脱いでみようかと思ったのです。
陽さんのネットショップには寅さんのような啖呵売の言の葉風景は風景はありませんが、
ちょいとお正月向きかと思いますので、
商売ものの「雅楽の言の葉風景」をラップ音楽を奏でるようにつづってみたいと思います。

雅楽の言の葉風景を訪ねて[3] ろれつが回ってへんやないの。

正月にかこつけて朝から飲んでるのはどこのどなたはんでっか。

ほんまやであんた、申年でもないのに朝からお顔まっ赤っか。正月ぐりゃいかんにんしておくれやして、おくりやす~ぅ。ほれほれ、もうろれつがまわってへんやん。らりるれろって言える?「りゃりぃりゅりぇりょ」なぁ~んちゃって、冗談にきまってるでしょ。正月ちゅーか、お祭りのときくらい思いっきり緩めてこそ一年のバネがびよ~んと伸びて馬力がつくちゅーもんちゃうか。はいはい、わかりましたよ。もー、なんぼでも好きにしておくりやすぅ~。なあ~んや、おまえはんかてろれつ回ってへんでぇ。

一杯飲って酔うたときなど、口がいうこときかんようになることありますわね。よく「ろれつが回らない」っていいますけど、これは雅楽の音階(旋法)に呂(りょ)と律(りつ)の二つがあって、あわせて「呂律」(りょりつ)ともいいますそうな。この呂律がうまくいかないのに似ているので、うまく話せないことを「ろれつが怪しい」とか「ろれつが回らない」などといわれるようになったといいます。それにしてもこんな言葉ができるくらい、昔は雅楽が日常の暮らしに密着していたのですね。(陽)

-2009・1・6-

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