三輪駅前に新しくできた、付近の観光案内看板です。去る10月11日に桜井市の市長さんも招いてお披露目をしました。この案内看板のちょっと違うところは、作ったまま後は劣化していくフツーの看板ではなく、これからも、このビューポイントからの眺めがいいよ、といった情報が書き込まれていく、成長する看板なのです。それと大きな製図版のようなテーブルがついていて、その用途もユニークってところかな。早速大神神社までの道案内が赤い点線で書き込まれました。
看板は、三輪座に集うみんなが持ち味を発揮しあって、手作りで出来上がりました。アイデアはみんなで出し合いました。設計は一級建築士の大学の先生です。基礎の穴掘りにユンボを持ってきてくれた人もいて、大助かりです。施工は先生のゼミの学生も手伝って貴重な実習を体験できました。絵はいつも鎮守の森の見取り図を描いてくれているAさん。文字入れは陽&ひろもノートパソコンとプリンターを持ち込んでラベル紙にプリントして、大学生たちと一緒に貼りこみました。
この看板ができたきっかけは、三輪駅前にある地元の物産のアンテナショップを兼ねた〝もてなしの町づくり〟の拠点「三輪座」に、大神神社への道順を聞きにくる人が多かったからです。駅前ショップでの道案内も町のもてなしのひとつなのですが、三輪座は今のところ土日や朔日(おついたち)しか開いていないので、看板で24時間案内できるようにしたかったのです。(※お朔日(おついたち) 月の一日はその月の祈願をする参拝者で大神神社付近はとても賑わいます。)
大神神社は駅改札の背中側、三輪山の麓に在ります。だから、三輪山の方向を向いて看板を建て道案内をするほうがわかりやすいという意見が多くありました。そこで市役所の方からJRに交渉してもらって、改札を出たすぐ脇に建てる許可を頂きました。ついでに、この町のここでは「こんなもてなしをしているよ」という絵馬のような札も並べられるようにテーブルをつけたのです。
このテーブルで町のもてなしの店案内をすることは、駅構内では有料看板のコマーシャルをやっているのとバッティングするとのことで、JRからの許可は得られませんでした。ならばということで、何事も前向きに考えて当面は「今の季節はこんなコースで歩くのもいいよ」といったいろんなコース提案など掲示板的に使うことになりそう。そのコースの中に、ライトアップしている町屋通りがあったり、そこでイベントが行われていたりと、三輪の町を回遊してもらう道案内になれば、テーブルの利用価値はうんと高まるでしょう。
絵の描きこみやコース提案のためには、一度みんなで絵地図のエリアを改めて歩いてみて、ワークショップをやろうという話も出ています。看板一つで町の魅力化の歯車が愉快に回りだしそうな気配がしています。(陽)




