ちょっとそこまで旅気分

道の真ん中に鎮座する楠木大神

道はまっすくじゃなくてもいいよね。道のど真ん中のオアシス「楠木大神」さん

谷六の事務所から歩いて5分ほど。谷町七丁目の交差点角に建つマンションの一階にある郵便局をよく利用していました。交差点を渡る時にイヤでも目に入るのが、道の真ん中にど~んと鎮座する「楠木大神」さん。左手に写っているマンションのところには、もともと本照寺というお寺があり、道の真ん中にたつ楠木はお寺の境内に立っいていた木々の一本だったそうです。1938(昭和13)年の道路の拡張工事でお寺は移転したのですが、この楠木には白ヘビの巳(みぃ)さんが住みついていて、誰も切ることができなかったそうです。古代から白ヘビは信仰の対象だったんですもんね。その後も電線を引くために枝を切ると関係者に不幸事が起こるなどあったため、切られることなく今も道の真ん中に鎮座しているってわけです。まぁ、はじめっから道の真ん中にいたわけじゃないですけどね。
楠木大神を見ていつも思ったのは「あぁ。道は別にまっすぐじゃなくってもいいよね」ってことでした。白ヘビ様の話が迷信かどうかはわからないけれど、道をちょっと曲げてくれたおかげで楠木は生き残り、あの交差点を通るたびに心の中で手をあわせる小さなオアシスになっていたんですから。まっすぐにする便利さもあるけれど、ちょっと不便でもそれにくっついてくる心のオアシスの方が、嬉しかったりするのです。(ひろ)

2009-3-28

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