ちょっとそこまで旅気分

一年先まで予約でいっぱいの屋台のすし屋さん

不思議な屋台の正体は?一年先まで予約でいっぱいのすし政

その不思議な屋台は、信用金庫の横壁にへばりつくように立っていました。スリガラス越しに見えるカウンターに並ぶ客の背中。いつも満員のようだけれど、あまり客がひんぱんに出入する様子もありません。いったい何屋さんなのと気になって気になって仕方がなかったけれど、カンバンものれんもない店には、なかなか一見では入りにくいものですね。横目で見ながら通り過ぎる日々約二年。ある日、知り合いのデザイナーに尋ねられたのです。「谷六にいるんやったら、あの屋台のすし屋さんに行ったことある?」
そう、その不思議な屋台は、すし屋さんだったのです。それも一年先まで予約でいっぱいという有名な。

すし政。カウンター席7名。完全予約制。17:30~18:30、18:30~20:00、20:00~21:30の3交代制。時間帯によっては一年先まで予約がいっぱい。原則6~7人一組で。にぎっているのはご主人一人。脱サラですし屋をはじめて30余年。とにかくうまい。とにかく安い。お茶は外の自動販売機で。ムダを省いた部分はすべて価格に反映か。一人5000円ぐらい。電話番号06-6727-8185。

ネットの時代だからこそ調べられたこの情報。「すし政 空堀」のキーワードで検索してみてください。とろけそうなお寿司の写真とともに情報いっぱいでてきます。

でも、当時は全然わからなかったんです。店の名前も。電話番号も。予約のしかたも。店主がとても優しいことも。

今日も、他人様のブログに載った美味しそうなヒラメ、ハリイカ、足赤海老、貝柱、ノルウェーサーモン、泉州あなご、子鯛の笹漬け、ウニ、インドマグロ、四万十川のウナギ、タマゴ・・・の写真を眺めては、あのガラス戸をガラリあける勇気がなかったことをとっても悔やんでしまうのであります。(ひろ)

2009-4-3

前へちょっとそこまで旅気分のトップへ 「あきない毎日」のホームへ次へ