明日香な時間で米づくりト

初めて草刈り機を使うの巻

女房とバイクで棚田へ草刈りに行ってきた。義母(妻の母)は勤め先のお店の関係の結婚式に招かれている。本当は明日の日曜日が一斉草刈りの日なのだが、明日だと義母も行きたがるだろうし、行くと土日が結婚式と草刈りで、疲れすぎるのではないかと心配したのだ。それに、日曜日は地元羽曳野で花火大会がある。日曜日はゆったりと過ごし、夜の花火を存分に楽しむのもいいんじゃないか。

土曜日の棚田は空いていた。田植えの前、5月25日に草刈りをしてから約2ヶ月経っているので、土手の草は伸び放題。根付いてようやく勢いの出てきた稲に、両手を上げて今にも覆い被さらんばかりなのだ。初めは鎌で刈っていたが、午後からは畦豆の植えてある部分だけ女房に任せ、草刈り機に初めて挑戦した。棚田オーナーの2年生が草刈り機を使った方がよいとアドバイスしてくれたのだ。彼らはもう何事も慣れたものである。この日も何人かが朝早くに自分の田圃や畑の草刈りを済ませ、みんなが集う場所となっている棚田ハウス周辺の草刈りに余念がなかった。それでエンジンのかけ方や、安全な使い方を手取り教えてもらった。一度草刈り機も経験しておくにこしたことはない。

農家のおじさんたちや、先輩オーナーが使っているのを見ていると、身のこなし方がしなやかで、全く危なげがない。いざ自分で使ってみると、腕や肩に力が入り、すぐ土手の土を跳ねとばしたり、その反動で、思わぬ方向に刃が走り、人の多いとき初心者がやるのはかなり危険だなと感じた。何事もそうだが、慣れた頃にはもう終わり。草刈り機だとわが田圃の土手くらいはあっという間だった。

すっかりこわばった手をバイクのハンドルにもちかえて、夕焼けの方向に大和の田舎道をたどり、家路につく。大阪から明日香に通じる古代の官道でもあった竹ノ内峠を越えると、2台のバイクは一面のブドウ畑を抜け、飛行機の着陸みたいにわが街古市に降りていった。(1997.7 by 陽)

稲に覆いかぶさらんとばかりに伸びる土手の草

-2008・10・22-

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